名画鑑賞




レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「受胎告知」を鑑賞しに来ました。

カリビアン「や〜、すごい人だね。」
姫(スイートミルクベア)「やっぱり土日は混むねぇ。」



カリビアン「げぇー1時間待ちだって。」



誘導員(フィールザスカイ)「みなさーん!3列にお並びください。
ただいま1時間待ちです!!もうしばらくお待ちください。



姫「ちっとも動かないね。」
カリビアン「これじゃ見えないよ」



カリビアン「やっと見えた!!うーん、すばらしい絵だねぇ。」
姫「そうだね、この絵は初期の作品だけど、空気遠近法や一点透視法とか、
その後ダヴィンチ作品の技法がいろいろ見えるよね。」



カリビアン「あれぇ〜、でもよく見ると、マリア様の右腕長すぎない?」

姫「良くわかったね!マリア様の腕もそうだけど、
その下の書見台の位置が前すぎだし、
天使ガブリエルは、なんか前のめりで重心が悪いでしょ。
他にも遠近法からすると、奥の壁のブロックが大きいとか、
バランスが悪いと感じるところがあるよね。
当時はそういったところを未熟とされたらしいの。」



姫「今度は、この角度からよく見てみて。」
カリビアン「なるほど〜。こっちの方がバランス良いじゃん!」



姫「そうなの。こっちのほうが、天使の姿勢や書見台の位置など、とても自然に見えるでしょ。
この作品は、向かって右、それもやや下から鑑賞されることを考えて描かれた絵といわれているの。
こういった事まで気を配っているところが、ダ・ヴィンチのすごいところなんだよ。」
カリビアン「ふ〜ん、そ〜なんだぁ〜。」



カリビアン「いやぁ〜それにしても、人多すぎ。もう、喉かわいちゃったよ。」
姫「芸術を鑑賞するには、平日の方が良いかもね。」



カリビアン「やー、名画を堪能した後は、ビールがうまい!!」
姫「まったく、もう。こっちを堪能するほうが好きでしょ。」
(2007/04/24)

<補足>
2007年4月21日(土)に、上野国立博物館、レオナルド・ダ・ヴィンチ展に行ってきました。
土曜日ということもあって、とても混んでいました。このページは、この時の様子を元に作りました。
なお、レオナルド・ダ・ヴィンチ展のは終了しています。


 前へ  3  次へ  写真館へ