9.責める


 桃の精B
「桃の木を切り倒しておいて、何が雛祭りだ!
お前にはおしおきしてやる!!」

あきらくんは、とうとう泣き出してしまいました。
それを見ていた別の桃の精は、あきらくんをかばってくれました。

 桃の精C
「この子を責めるのはやめましょう。
この子は私たちが切られる時、泣いてくれたやさしい子です。」

 桃の精B
「はっはっは!
桃が食べられなくなるのが嫌で泣いたんだろう。」

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